住まいのことを考えていたら、支えることを想っていました。

「衣食住」という言葉があります。衣服と食物と住居。それは人が生きてゆくための条件。
でもこれだけではなにかが足りない。そんな気がしています。
この三つに序列をつけるなんてもちろんできません。でも、「衣」と「食」は「住」の中にある。そして、人は、住む場所があってはじめて、生活を充実させることができる。
人は、生活が満たされてはじめて、生きる喜びを感じることができる。人は、自身の喜びがあってはじめて、他者の助けになることができる。人は、どんなに偉くても強くても、ただひとりで生きてゆくことはできない。
だから、もうひとつ「助」をつけ足して、「衣食住助」にしよう。
そうだ、「住」と「助」は連続した環なんだ。 そんなふうに思えてなりません。
その環が次々連なれば、大きな「和」となり、いつしか環境となることでしょう。そして、わたしたちはみんなに先駆け、助力を求める人たちのため、明るい明日、そのきっかけづくりをしたいと思っています。
そうすればきっと、みんなの住うこの土地はもっと居心地のいい場所になるはず。それが、わたしたちの描きだそうとしている不動産と援助の関係です。

「住」は「助」に、「助」は「住」に 一白は黒へ、黒は白へ、模様のように入れ替わってゆく。

わたしたちは、みんなの住まいのためのお手伝いをし、みんなの喜びをわたしたちの活力に、そして、
困難の渦中にある人々への手助けに替えてゆく。
わたしたちは、そんなちょっと変わったことに取り組もうとしています。わたしたちは、もしかしたらそんな珍獣なのかもしれません。
Pleasure (of living) & (social) Aid-―わたしたちは、だってpandaですから。